久しぶりの店長日記の更新です(^^♪現在、毎年恒例の種子採取作業で朝から晩までびっちりと種を取ってる毎日です。そこに苗木の出荷が重なりに重なってひどく充実した毎日を送っております(笑) 当ショップで植木の販売を停止してから早数年経ちますが、今でも当店のメイン樹種だったアオダモに対してのお問い合わせは一定的にある状態なのですが、ここ最近、アオダモに対しての認識というかアオダモに対しての世間一般の見方がなんか変わってきたなーという感覚を感じています。なので、今回は自分のアオダモに対する想いをちょっと書いてみようと思います。 ショップで植木の販売をしていたころはとにかくアオダモ、アオダモ、アオダモ...ととにかくアオダモ至上主義という意識で植木を販売しておりました。 このアオダモには何種類か微妙な違いではありますが 種類があります。 アオダモ、マルバアオダモ、ヤマトアオダモ、ケアオダモなどなど。 この中で現在庭木の主流となっているのが マルバアオダモになるのですが、 自分はこのマルバアオダモがとにかく好きで このアオダモを販売したいと思って このショッピングサイトを開くきっかけとなりました。 そんな大好きなアオダモに対して世の中のアオダモに対する認識と自分のアオダモに対する認識に差が出てきているように感じています。 昨今のアオダモブームは自分が販売していたころに比べ山取り株の流通が何倍にもなり、アオダモを見る機会がかなり増えました。ただ、流通量が増えるとどうしてもそれに伴って粗悪な状態のアオダモを見る機会が増えてしまいます。基本、山取り株は畑で養成したものに比べ根が荒く、お庭に植えた後の状態が良くいかない場合が多くなってしまいます。葉が少ししかついていなかったり、葉が通常の半分以下の大きさになっていたりして。その状態でいると綺麗だった幹の白みも黒ずんできたり...その少ししか葉がついていないアオダモに対してこの状態が風情があっていいんじゃない?っていう人がかなり多くなってきていると思います。本当にそう思っているのか、周りの人がそう言っているからそう思い込んでいるのか..そこには様々あるとは思いますが、自分的にここがかなり違っています。 自分のアオダモに対して感じている魅力というのは山採り地で見ていたアオダモそのものなんです。 その場所で見ていたアオダモは葉が通常より小さかったり、葉が少ししかついていないという事は一切ありません。 いや、少し語弊がありますね。 山採り株でも言い方によっては葉が少ないという表現も確かにあります。これは下枝には光が当たらないため葉がつかないだけで光が比較的当たる先端部分には旺盛に葉はあります。根の状態が悪く、全体的に葉を落としてしまっているお庭のアオダモとはわけが違います。山に生えているアオダモはそこで生きるための必要最低限のナチュラルな状態でいるだけであって、アオダモ的には全然健全にいるんですよ。 なので、そのアオダモと比較してお庭に植えた根が悪かったり、状態の悪いアオダモを見て、風情があるって...という感じです。 自分がショップでアオダモの植木を販売していた頃最も重要に考えていたのは葉が出ている時期に販売するということでした。これは誤魔化しがきかないんですよ。その葉の出ている状態を見せることによってその木の状態が一目瞭然となるからです。自分も山採りを何年もしていて分かる感覚としていくら根巻き作業を万全に行っても葉が出たとたんにダメなものと良いものが出てきます。これはやはり生き物である樹木という、複雑で繊細な理由があると思うんです。あと3cm長く根を残せていれば状態が良くなったかもしれないし、3cm残しても良くならなかったかもしれないし。ただ、葉が出てみれば状態は分りやすくなります。なので、ここにはこだわっていました。それが、自分が山採り地で見ていたアオダモそのものだからです。もちろん出荷時に状態が良くても植え付け地の状態によって、また変わってしまう事ももちろんあるのですが、最低限出荷時には自分が思う良い状態のものをというのにはこだわっていたつもりです。 久しぶりに店長日記を書いてテンションが上がってしまいひどく長くなってしまいましたので、ここら辺で終わりにしたいと思います。 最後に。そのマルバアオダモは今自分のトレンドではちょっと無くなってきています。今のトレンドは純正アオダモの枝透かしバージョンです(笑)これならどんな場所でもある程度一定のアオダモの魅力を発揮できる種類だと感じています。自分のトレンドなんで、そこはご了承ください。 今回は何故か枝を透かしていない状態の方を載せてみたいと思います(笑)これこそアオダモの真骨頂だと思います。
ショッピングカート
戀HOMEに戻る
Powered by おちゃのこネット