2014年

 

2014年で印象的なのは2月の大雪が強烈に思い出されます。

この雪で一生経験する事が出来ないんじゃないかという

経験をしました。

それは

「ハウスに積もる雪を一晩中手作業で雪かき」

この年は近くの農家さんにビニールハウスを借りていたのですが

このハウスが積雪対応のつくりではなく、冬はビニールをはらないで、

暖かくなってきたらビニールを張って使用するタイプのハウスでした。

よくあるビニールハウスと異なり連棟タイプのつくりでしたので、

雪が滑って落ちる部分が無いのです。

もちろんハウスの端は雪が落ちるのですが、

ビニールをはってしまうと真ん中の部分(連結している部分)に

雪が溜まってしまい、その重みで倒壊してしまう危険がありました。

多少の積雪ならそんなに問題ないのですが、

この年は例年より少し早めにビニールを張ってしまったことと

予想をはるかに上回る大雪というダブルパンチをくらい、

そこで下した決断は「一晩中雪かきをしよう...」

ただ、一晩中ハウスに積もる雪かきをするだけなら

2日でも3日でも出来ますが、

この時のハウスのつくりをご説明します。

この足場の部分はすごく不安な薄っぺらいアルミで足1つ分の幅です。

足2つを横にすることは出来ません。

綱渡りみたいな足の動かし方になります。

この距離約100m。

大雪の停電で明かりも無い、真っ暗なところで

オレンジ色の矢印の部分からスコップで

雪を落としていくのです。

何度落ちそうになった事か...

ちなみに高さは5mぐらいあります。

「ここに雪が積もる」という部分にはビニールが

張ってあるのですがこのビニールをまくってしまえば

問題ないのですがハウスの中には種を蒔いた育苗箱が

ずらりと並んでおり、この部分にビニールが無いと

育苗箱の上に雪が積もってしまい、

せっかく発芽した芽が全て駄目になってしまうんです。

夜20時から明け方6時までの闘いでした。

これが抜群に印象に残っています♪

多分、この仕事を始めてからダントツで一番

つらい作業だったと思っています。

 

そして、ネットショップの方の記憶というと

やはり「特Sクラス」の新設でしょう。

完全に貸し切り便のトラックでの配送になる超大型クラスです。

 

 

 

素晴らしいアオダモでした(^^♪

 

そして、山採り株ではない自社生産のアオダモに

力を入れ始めたのもこの年です。

アオダモの事を考えない日が無いぐらいアオダモの生産に

没頭していましたね。芽を太らせないで

どうしたら山採り株風の柔らかい枝に仕上げる事が出来るか?

土の配合なんて何度シュミレーションしたことか...

 

大雪という自然災害の前では、本当に無力なんだという事を

再確認した年であるとともに、それを意識した生産活動を

もっと深く考えなければいけないと思わされた年が2014年でした。