種取り時期真っ最中です

現在、毎日のように苗木用の種子の採取で

山を駆けずり回っています。

 

もう何年も見続けているはずなのに

本当に大好きで、何年見ていても良い気持ちにさせてくれる

そんな樹種があります。

 

オオバクロモジです。

本当に好きです。なんでしょうかね?葉といい葉のつき方と良い、枝、黒い実、

全部大好きです。本当に見ていて気持ちが良い木です。

 

そして、およそ10年ぶりぐらいではないのかと思うほど

久しぶりに種が付いている木に出会いました。

 

自分は自称種取りマスター(笑)ですので

山の峠道を時速40㎞で走行していても

ほぼ100%山の木に名札が付いているように見えています。

もう日も暮れるので早めに山から降りようと車からぼんやり

山を見ながら降りている最中です。

かなりエマージェンシーな感じで急ブレーキ!

ゆっくりバックしてみると、この樹種です。

お分かりでしょうか?

この木は「タカノツメ」と言います。

この木、なかなか種が付いているのを見る事が出来ません。

そもそもこちらの地域の山には少なめの木で

本当に最後に見たのは10年前ぐらい。

この木もすごく好きなんですよね。

木としての立ち姿がすごく好きです。

枝が込み合って伸びてくる木では無いので

適度な枝と枝の間があって、

すごく自然樹形の良さを見せてくれます。

あと山菜で有名ですね。

タラノメと同じ感じで食します。

そしてすごく似ている木で「コシアブラ」があります。

なんならこっちの人は「コシアブラ、うめー!」と言って

タカノツメを食べてる人はかなり多いと思います(笑)

コシアブラは葉が5枚付くのに対し、

タカノツメは3枚です。結構簡単に見分けはつきます。

ただ、かなり久しぶりに見たタカノツメに

日も暮れ始めた山の中でかなりのテンションになったのは

間違いないです。仮にクマが出てきても、

「あっち行ってろ!」と言えるぐらいのテンション(^^♪

それぐらいの驚きと感動でした。

種取りは本当に面白いです。