■山採り株について
当方で取り扱っている植木は畑で生産しているものが5割、山採り株が5割となっております。
落葉している時期の11月~4月頃までが掘り上げ期間になります。
最近ではこの山採り株がとても人気で、当方でも力を入れている仕事のひとつです。
そこで、このページでは当方で取り扱っている植木の「山採り株」について
ご説明させていただきます。
木は木材、建築材等に利用される事から伐採されるのですが
その切られた切り株からひこばえと呼ばれる枝が出てきます。
これが、新しい幹となって株立ちが出来るのですが、これを山採り株と言います。
山採り株の魅力は何といっても自然な樹形が作られる事にあります。
枝が曲がっていたり幹が曲がっていたりと1本1本に個性があります。
一期一会という言葉がありますが、まさにこの言葉に当てはまるのが
山採り株だと思います。
この山採りの作業は本当に大変で、畑で生産される植木と違い
平らな場所はほとんどありません。
50㎏以上ある様な大きな根鉢の木を人の手で持って坂道を登ったり下がったりします。
掘って根巻きするのは慣れれば坂道でも問題なく出来ますが、
その掘った木を山から出してトラックに積むまでが一番大変な作業になります。
本当は重機などを使って山に入れば効率的に仕事をする事が出来ますが
伐採と違うので、掘る木以外の木まで傷つけてしまう可能性があるので
当方は重機などの大型機械は使用しません。
本当に大変な仕事なのですが、素晴らしい樹形の木々との出会いの連続の方が
勝っているので、むしろ楽しくてやりがいのある仕事と感じております。
~全国の皆様に納得していただける素晴らしい一本をこれからも
提供させていただきますので今後とも宜しくお願い致します。~