その昔、私たちの身近には木々がごく自然にありふれていたと思います。

しかし気付けば、宅地開発、商業施設の乱立...

たくさんの二酸化炭素を出しながら森林をなくしている...

これが現状です。

「便利」「快適」を共通の目標とし、一生懸命仕事をしてお金を得る。

このスタンスで長い時間をかけて世代を繋いできたので

それはそれはモノの進化はとんでもなくなりました。

しかし、モノの進化に反応すればするほど

人間の心に何らかの歪が生じてきているように思います。

「自分さえ良ければ...」「今が楽しければ...」などといった感情が

モノの豊かさに対する象徴的な副作用だと感じます。

ただ人間が生きていく以上、便利や快適というのは

目指してしまう 所なんだと思います。自分もそうですし...

こんなにモノがありふれる前の時代には

木々の癒しをごく普通にうけていた時代があった思うんですよ。

風で葉がそよいでいる時の涼しげな風景、

可憐な花が咲いた時の淡い感情、

肌寒くなってきた季節の

赤や黄色に色づいた葉の寂しげな情景などなど...

この何でもないごく普通の事が

私たち人間の感情をある程度のバランスで

コントロールしてくれていた部分があると思うんです。

にも関わらず、モノの豊かさを追い求めるあまり 何気なく緑を追いやってしまった...

しかし、ここにきてその状況に変化を見せ始めてきています。

現在のアオダモやアオハダ、もちろんモミジ類などを含めた

「雑木のお庭」の人気ぶりが確たる証拠です。

これはモノにありふれた今の世の中だからこそ

自然に発生してきた感覚なんだと思います。

本当の癒しを求めにきた証拠。

そして、この自然と共鳴したお庭造りこそが

新時代の住環境スタイルなのだと強く感じています。

別に環境問題を真摯に考えようとか、

美しい地球を子供たちに 残してあげようとか、

そんな大それたことを言いたいんじゃありません。

今風のライトでドライな直感的感覚で木を植えましょうと言いたいのです。

 

「Next Green Market」=「次世代の緑市場」

 

これはそんな今の人たちに木という最高の癒しを

提供していける存在でありたいと思い考えた店名です。

インターネットの普及で簡単に情報を得る事が出来るようになりました。

当店はそのインターネットを通じて

少しでも多くの人に木々の魅力を伝えていきたいと思っています。

それが新時代の「木を植えましょう!」という形だと考えています。

 

宜しくお願い致します。

Next Green Market  店長 大森茂樹