雨続きです...

毎度、当ショッピングページをご覧いただきありがとうございます!!
前回の「店長日記」で書いた様に雨がずっと降り続けていて
気温もかなり寒く、4月上旬ぐらいの気温になっています。
こんな感じですので植木の商品画像を撮れない日が続いています。

今日は植木置き場の商品チェックを行っていたのですが、
改めて今年の商品のレベルの高さを痛感してしまいました(笑)
と同時に良い樹形の株立ちを見れば見るほど寂しい気持ちにもなります。
現在、販売している植木の3分の2は山採り株で、この山採り出来る山が
年々減少しているからです。
トップページ左側にあるカテゴリー「山採り株について」でも書いておりますが
山採り株は雑木の山を伐採したところに出来るものなのですが、
その伐採した山の中でも良い条件の場所でなければ良い株立ちはできません。
伐採してからの年数、伐採した時の時期、自生している樹種、日当たり、
山の形状(傾斜なのか平らなのか)...などなど様々な条件が合わさってこそ
素晴らしい株立ちが出来上がります。
それじゃあ畑で生産したら?と言われそうですが、山採り株の様な個性のある
植木は畑では絶対に作る事が出来ません。これは断言出来ますね。(今のところ..)
自然に出来上がった株立ちと畑で人工的につくられた植木では
雲泥の差があります。
ですので、掘り上げる事のできる山が無くなると、もうこんなに素晴らしい樹形の
株立ちに出会う事ができなくなるんじゃないか?という気持ちから
素晴らしい樹形の株立ちを見ると少し寂しさを感じてしまいます。

これは自分の持論ですが、畑で苗木や植木を生産する一人前の生産者になるためには
10年以上かかると言われておりますが、山採り株の掘り上げ作業を2年間みっちり
やれば5年は縮める事が出来ると思います。木に対する知識、生態、環境など
気付かされる点が本当に沢山あります。
自分は山採り株を取り扱う前は親父の会社の一従業員として畑での苗木、植木生産を
しておりましたが、畑での生産活動をしている時に感じる違和感や疑問点が
山に入るようになってからは、どんどん解明されていきました。
点と点が線になったと感じる事の連続でしたね。
ですので、現在自分が行っている仕事の師匠は山って事になります。
かなり無口な師匠ですが(笑)

結論を言えば苗木、植木の生産活動をするにあたって
「木を生産するには木が生えている山に聞け!」って感じですかね。

その師匠のおかげで畑で生産しても山採り株の風情を出すことのできる
生産方法をもう少しで確立できそうです。

少し熱くなってしまって、店長日記が長くなってしまいました。。
この長い「店長日記」に付き合って下さったお客様ありがとうございました!!