最近よくあるご質問へお答え致します。

今日は以前からお問い合わせのありましたご質問にお答え致します。

Q.モミジの園芸品種やサルスベリの品種物の取り扱いは今後ありませんか?


このご質問は結構前からいただいております。
回答としては

A.現時点では品種物の樹木の取り扱いは考えておりません。
  ヤマボウシのミルキーウェイなどの品種物は取り扱いますが
  基本的には在来種の樹木にこだわって販売していきたいと考えております。


現在、植木には品種改良された樹種が星の数ほどありますが
個人的にはあまり魅力を感じないのが一番の大きな理由です。
確かにヤマボウシのミルキーウェイやハナミズキのステラピンクなどは
うどんこ病などの病気が付きづらく非常に良い品種だと思います。
以前に様々なモミジの園芸品種を植えてみた事もありますが、
山の木ばっかり見ている自分にとっては、どうしても人工的に見えてしまい
興味が湧かないというのが正直なところになります。

当方で販売している植木の多くは山採り株と言って、
山から掘り上げた植木になります。
掘らせてもらう山の持ち主さんに代金を支払って、掘らせてもらうのですが、
山の持ち主のおじさんは
「この木がそんなにいいのかねぇ~、いつも刈り払い機で切ってるやつだよ。」
なんて言ってます(笑)
確かにアオダモもアオハダもナツハゼも常緑樹のソヨゴだって
山に自生している木です。しかし、そこに魅力を感じる人がいるからこそ
価値が生まれ需要が出てきます。
山採り株の販売価格が高いのもこのあたりの理由から来ておりまして
山採り株でなければ出せない独特な雰囲気というのがあり、それは限りのある
商品のため絶対数量が少ないという事と、現時点では畑で山採り風の植木を
大量生産する事が出来ない為、市場価格が高くなっているのが現在の状態です。
ヤマボウシやシャラノキ、エゴノキだって元は山採りから始まった樹種ですが
現在では簡単に生産する事が出来るようになったために
市場で流通する本数が増え、価格が低くなっているというのが現状です。

当店の今後の目標としては、
風情のある素晴らしい植木を自社で大量生産する事です。
そうする事によって、1本でも多くの素晴らしい植木を
より低価格でお客様にお届けする事が出来るとともに、
この地球の緑を存続するひとつの道となると思っているからです。
(またまたオーバーな言い回しですね♪)


少しテンションが上がってしまって、話がご質問からそれてきましたので、
ここらへんでご質問に対する回答をまとめていきます!

このように、植木の好みというのは、それこそ千差万別ってやつだと思います。
品種改良された植木にばかり良さを感じる人もいれば、
自分のように自然に生えている木にばかり良さを感じる人もいると思います。
やはり、
当ショッピングサイトはこれからも自然の風情を
感じる事が出来る在来種にこだわって
販売していきたいと考えております。

(と言いつつも、来年の今頃は
『商品追加のお知らせ モミジの新品種追加しました!!』
みたいな感じになってたら、お叱りのメールをいただければと思います(笑))