今年も山採りシーズン到来です♪
現在、植木の商品数が大変少なくなってきており、
見応えの無いページとなっております。。スイマセン。。
もう少し落葉が進めば今シーズンの掘り上げ作業が
始まりますので、もう少しだけお待ちいただければと思います。
そこで今日は、もう少しで始まる山採り作業の現場の
状況確認をしてきました。
毎年今の時期に山に入ると感じる事なんですがやっぱり山は良いですね♪
帰ってくる場所に帰ってきたなという何とも言えない
高揚感がビシビシと込み上げてきます。
そして、今年はいつになく気合が入っています。
何故かというと、「山採り株の真の魅力とは?」という
原点回帰とも言える壮大なテーマに衝突しているからであります。
これまで当方で掘り上げてきた山採り場所というのは、
雑木の山を広範囲に伐採した場所で、そこからひこばえが立ってきて
株立ちになったものを掘ってきました。
このような場所ですと満遍なく日光が当たるため
木は揃って太陽に向かって伸びていきます。
こういう状況なので、比較的きれいな樹形の株立ちが作り上げられます。
実はこういう場所とは全く対照的な場所があります。
それはアカマツ林の中にある木やコナラなどの大きな木と
一緒に生えている木です。
こういう場所は日光も木漏れ日の様に入ってくる程度ですので
そのかすかな光の方に枝が伸びて行くため
個性的な枝ぶりの樹形となります。
また、伸びて行く方には大きな木があるため、
上に伸びる事が出来ずに
横に広がった様な枝ぶりになるのも特徴です。
そして、今注目している樹形はこの様な場所に生えている木なんです。
ここ数年はお客様の希望するきれいな樹形を求め、
よりきれいな株立ちを掘り上げる事ばかりに
とらわれ過ぎてしまったように思います。
何と言っても、きれいな樹形は画像で伝えやすいんですよ。
これが、きれいな樹形ばかりを追い求めるようになった
大きな理由のひとつでもあります。
きれいな樹形は左右対称であったり、枝の高さが揃っていたりして
パッと見ただけでも「良い樹形だ」って思っちゃうんですよね。
これは素人さんも玄人さんも差が無い感覚だと思います。
独創的で個性的な樹形のものは画像では伝えづらいのです。
パッと見て、やけに長く伸びた枝があったり、
左側だけボリュームがあって右側は寂しい枝ぶりの株立ちの場合には
良い樹形か良くない樹形かと聞かれれば、
良くない樹形の方にされるのが大多数だと思います。
商品画像を撮っていて一番難しいと感じるのが
この独創的で個性的な樹形の木なんです。
こういうのは結局販売にまで至らない場合が多いんですよね。
画像を撮っている時は「素晴らしい!!」と思って撮っていても
後からパソコンに落として見てみると「なんじゃこりゃ!!」って感じになります。
商品撮影した時に感じた魅力の10分の1も伝えきれないんです。
これは自分の撮影技術では何ともなりません(泣)
というか、この感覚を画像で表現する事は出来るのかな?とも思います。
なので、今後は画像+コメントで何とか伝えていければと考えております。
このコメントの充実こそが、木々の魅力を伝える最大の手段だと思っています。
自分が感じているその木の本当の魅力をお客様にも同じ様に感じてもらえるような
ネットショップを作っていけたらなぁと今強く感じています。
ご期待下さい♪
今日の画像は昨年掘り上げた最高クラスのナツハゼです。
これぞ山採り株!!って樹形です。
今年はこんな感じの物を沢山掘っていきたいと考えています。