おすすめ樹種♪part3【コハウチワカエデ】
今回はおすすめ樹種第3弾!!
『コハウチワカエデ』になります。
まあ、この樹種は一昔前までは無名に近い樹種でしたが
最近ではかなりの人気が出ていて、ご存知の方も
多いかと思います。
植木市場でも樹形の良いものはかなりの値がつく
大人気樹種になっていますね。
まあ、無名の頃からというか、自分は小学校2年生ぐらいには
このコハウチワカエデには着目していましたが(笑)
先日のお盆で、小さい頃のものがつまった段ボールを
物色していたらコハウチワカエデの葉がいっぱい出てきました。
きれいな紅葉のところを取ってきて本に挟んでたんでしょうね。
国語の教科書からコハウチワカエデが沢山出てきました(笑)
こちらの地方には山に自生しているモミジ種というと
ヤマモミジになるのですが、その中に混じってコハウチワカエデが
微妙にあるんですよ。親から聞くと
「このモミジは他のモミジとは違う。モミジの神様なんじゃない?」
って言ってたらしいです(笑)
自分がこの業種についた頃、全国の生産者さんのところを
回っていた時もヤマモミジやイロハモミジの生産者さんは
沢山いるのにコハウチワカエデを生産している人はいなくて
なんでだろうとずーっと思っていました。
そんなコハウチワカエデが
今はスターダムに伸し上がっているこの状況に
ひどく感動してしまいます。
【認知度が無い=売れない=生産しない】
この図式なんですよね、生産現場というのは。
まあ、今では本当に人気があるので
本当に嬉しい限りですね♪
そんなコハウチワカエデの画像です。
すぐ上の新緑画像を見ていただきたいのですが、
コハウチワカエデの葉は照りが無いんですよね。
イロハモミジやヤマモミジは葉の表面がテラテラしてて
光沢がある感じなんですがコハウチワカエデは
あせている感じというかマットな感じなんです。
この点が派手じゃなく落ち着いた雰囲気を
醸し出していると思います。
比較としてロハモミジの葉を参考に載せてみます。
どうでしょうか?
葉の照りがあるのがイロハモミジ、
葉の照りが無いのがコハウチワカエデというのが
お分かりいただけたでしょうか?
勿論、イロハモミジにはイロハモミジの良さがありますが
コハウチワカエデ抜群に良いと思いませんか?
素朴さがあるというか、木のやさしさを感じるというか...
活字では少々難しい部分がありますが、
落葉樹の柔らかい雰囲気
上品な雰囲気を持った樹種という事を
是非とも感じていただけたらと思います♪